ばいばい、またね

後戻りできない。

岡田准一くんの快挙を受けて。

以前別のブログ上で、キスログ内で二階堂高嗣くんが基本仕事がないと言っていたのを記念して、オカダのはなしを読むことをオススメしたんだけど、岡田准一くんが日本アカデミー賞の最優秀賞をW受賞したのをきっかけに(正確にはノミネートの時点から)、その本をまた読み直したり、昔のドル誌をひっぱり出したりしている。雨だしね、今日は。



岡田くんは1980年生まれで、私よりも4つ年上。二階堂くんは1990年生まれで6つ年下。最近はずっと二階堂くんを追い掛けていたし、彼の魅力は未完成感であったり不完全感であったりするからあまり考える事はなかったけど、改めて読み直てみて、好きな人が自分よりも先の人生を歩んでいる事に、とても幸せを感じた。

あの本の中には、23歳から32歳までの岡田くんが詰まっている。今現在、悩んでいてもいなくても、今の私の年齢の時、こんな風に考えていたんだーって思える事に対して、なんて言えばいいんだろう、妙な安心感を得られたとでも言うのかな。
年上の私は二階堂くんの年齢には追いつく事がないから、岡田くんに追いつける事が、単純に嬉しいんだと思う。


20代の頃は、繊細な役が良く似合う人だった。涙を流す芝居や苦悩する表情が、とても美しかった。今はもう、師範だから(笑)、きっとあの繊細さを出すことは出来ないんだろうと思う。でも、それがいい。あの役はあの時にしか演じれなかった、なんて、カッコいいじゃないか!逆に言えば、あの時には演じれなかった役が、今はきっと出来ているんだろうし。


どっぷり二階堂担の私は、あの日が日本アカデミー賞の発表だなんてすっかり忘れていた。22時ごろ仕事を終えて、覗いたツイッターのTLに溢れるじゅんぴーおめでとう!で、その快挙を知った。
動画サイトを探して発表を見届け、名だたる俳優の中に混じって座って居るだけで、凄く、胸が熱くなった。
正直、助演だろうが主演だろうがそんな事は関係なく、あの中に、岡田准一が居るという事実だけで、私は涙を流してしまいそうだった。もちろんスピーチも良かったし、助演と主演の時のリアクションの違いは、感慨深かったけどね。それはまぁ、今回はいいとして。

ドラマの初主演は、TOKIO長瀬智也くんとのW主演が話題になった『D×D』だった。「僕は演技が出来ないと思われていたみたい(笑)」と、当時、読売新聞に掲載されたインタビューで語っていた青年が、月日を経て、あの快挙を成し遂げるまでになっただなんて。


私は今、岡田くんの年齢を追い掛けては居るけど、一緒に走ってはいない。私には、背中をぐいぐい押してあげたい、とても大切な青年が居るから。



はぁ。
一緒に走れる岡田担の皆さん、いいなぁ。